こんにちは、遠見です。
近頃、ようやく春らしい気温になって来ましたね。
桜が満開の時に外出自粛だったり雪が降ったりなんかでゆっくり桜を見る隙も無いまま、もう桜はすっかり葉桜になってしまいました。
満開の桜に雪が積もるという、関東では中々お目にかかれない光景も見れたりして、それはそれで嬉しかったですが。
日本人の大多数も恐らく同じではないかなと思うのですが、桜というモチーフには無条件に惹かれてしまいます。
花びらの形も、淡い色付きも、華やかな咲き方も、どれも魅力的ですよね。
昔から桜モチーフのものは沢山あったかと思いますが、最近体感で増えてきたな、と感じるのは「桜味」と銘打たれた飲料です。
スタバのサクラフラペチーノから始まり、今では春になるとカフェやコンビニで定番のように桜味の飲み物が売られています。
私は桜餅はそこまで得意では無いのですが、何故か桜味のお菓子や飲み物はつい買ってしまいます。
桜味の成分は桜の葉を塩漬けした時に生成されるものを元にしているそうなので、桜味という意味では桜餅も同じはずなのですが…。
恐らく、イメージの差によるプラシーボ効果ですよね。
個人的なイメージですが、桜餅って「お婆ちゃん世代が食べてる昔のお菓子」なんですよね。
対して、最近の桜味のお菓子や飲み物って「桜」のモチーフをいい感じにイメージさせるデザインでパッケージングされているので、オシャレ度が高く見えます。
もちろん根底には自分自身の桜に対するポジティブイメージがあるからなのですが、その日本人の大多数が抱いているであろうパブリックイメージを近頃の桜イメージ商品は上手いこと組み込んでいるなぁ、と感じます。
日本古来のモチーフって下手をすると古臭く垢抜けない印象になってしまいますが、新たにイメージを付け加えるくらいの良いデザインを作って現代的な「和風」を作り上げたいものですね。
それでは、本日はこれで。
担当:遠見