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第60回『忘れちゃいけない、低姿勢』

「わたしなんかが稼げる?外見いまいちだし…。」と、風俗未経験の友人。何をおっしゃる!その気持ちがあれば第一関門はクリアだわ!
自分が業界入りした当初を思い出しました。まったく同じ気持ちだったなあ。
低姿勢は喜ばれます。日本という社会がそうさせるのか、男性がそういう生き物なのか、「お客さまは神さま」この精神が喜ばれる。「わたしなんかを指名してくださって…」みたいな。
とは言え、自信がない≠フは売れない、と思う。ときに大胆に、エロくなれるのは、男性に対して自信があるから。お客さまを上に崇めてるだけで、自分を下げちゃいけない。
まあ、これらを本気で思う必要はないけど(笑)。でも、お客さまに感謝の心を忘れたら自分がしんどい、気がする。
当初の緊張はどこへやら。そこそこ人気嬢になり、低姿勢を忘れかけたわたしは、少し値段の高いお店へ移籍しました。まあ、いつもそんな感じです。
そこで稼ぎが落ちることも。ストレスを異常に貯めつつ働くのと、どちらが良いやら。(まあ、堪え性のないわたしだから、このままでいーや!)
なにはともあれ、お客さまにとっても、自分にとっても、低姿勢は大事、と思うのでした。
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紫藤ももえ
風俗で働くかたわら、ブログ「恋するメス豚」が人気を集める。今最も注目を集めるカリスマ漫画家。


『忘れちゃいけない、低姿勢』とは?
お客様を相手にしているので低姿勢は標準装備であるべきでしょうね。しかし卑屈すぎる必要はありません。あくまでも男性をたてて接する程度にしましょう。無理なプレイや本番行為を迫られた時まで従順でいる必要はありませんが、だからといって攻撃的になるのも相手を怒らせてしまいます。上手に、冷静にあしらえるのがベストですね。



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